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嫌な気持とのつきあい方 37

優しい人は、人を傷つけまいとするために、自分の中に湧いてきた感情を、抑え込もうとしがちです。

感情を抑え込むと心身のエネルギーの流れが悪くなるので、心身の調子が悪くなりがちです。

このようにしている人は、周りの人から見ると「いい人」ですが、実は心の中はストレスでいっぱいだったり、いろんな所が痛かったりなど、心身の不調を抱えていることが少なくありません。

かといって、自分の心の中に湧いてきた感情のままに、人に対して行動することが良い、というわけでもありません。

心の中に怒りが湧いてきた→怒りを抑え込むのはよくないから、自分が怒りを感じていると認める→相手に怒りをぶつける

というのでは、周りの人はたまったものではありません。

上の図式では、途中まではいいのです。

つまり、

「心の中に怒りが湧いてきた→怒りを抑え込むのはよくないから、自分が怒りを感じていると認める」

までは、正しいのです。

「心の中に怒りが湧いてきた→怒りを感じるのはよくないから抑え込む」

よりは、ずっといいのです。

問題は最後の部分、「相手に怒りをぶつける」の部分です。

途中までは正しいのですから、この部分さえ変えればいいのです。

「心の中に怒りが湧いてきた→怒りを抑えこむのはよくないから、自分は怒りを感じていると認める」までは、心の中で起きていることです。

最後の「相手に怒りをぶつける」は、心の中で起きていることではなく、人に対しての行動です。

前回書いたように、コツは、「感情ではなく、行動をコントロールする」ということです。

私達には理性があります。

心の中でどんなに怒りを感じていても、だからといって人を殴ったりしないというように、自分の行動をコントロールすることができます。

心の中でどんなに相手のことが嫌いでも、だからといって相手をいじめたりしないというように、自分の行動をコントロールすることができます。

このように、「自分の行動をコントロールできる」ということが大切なのです。

このことがわかっていれば、心はいつも、自由でいられます。

湧いてくる感情を、抑え込むなどのような、無理なことをしなくてもいいのです。

心はいつも、自由に、ありのままでいられます。

心は無理をしない、自然な状態なので、心身の不調が起きにくくなります。

このような、「心はあるがまま、行動はコントロール」が、

元気に、そして人ともうまくやっていけるコツだと言えます。


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読んでくださってありがとうございます。あなたが幸せでありますように☆.。.:*・゜

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プロフィール

野崎のりこ

Author:野崎のりこ
【プロフィール】臨床心理士です。カウンセラー職歴23年目。私がカウンセラーになったのは「人にとって最も苦しいのは、心が苦しいことだ」と高校時代に思ったからです。カウンセラーになりいろんな経験を経た今も、苦しみにはいろんなものがあるけれど、心が苦しいことほど苦しいことはない、と思います。心が楽になることが、人が幸せになるために絶対に必要なことだと考えています。一人でも多くの方の心が楽になることを願いながら、カウンセラーを続けています。ご相談・助言をご希望の場合はカウンセリングルーム・レイでご提供しているサーヴィスをご利用ください。

【著書のご紹介】
「心を明るくする幸せのカギ」たま出版

この本では、これまで臨床心理士として多くの悩み苦しんでいる方達のカウンセリングをしてきた著者が、「どうしたら幸せに生きられるのか」についてわかりやすく説明しています。
生きていて何となく不満・・なぜか幸せを感じられない・・あらゆる心の悩みを感じている人々に向けて、幸せに生きるためのコツを説明した「読む」カウンセリングです。

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