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嫌な気持とのつきあい方 27

前回は、

「怒りを抑圧すると弊害がある」

「うつの人には怒りを抑圧している人が多い」

というお話をしました。

こういうお話をすると、「なるほど、じゃあ怒った方がいいんだな」と、誤解されやすいのです。

ここが非常に大切なところなのですが、そうではないのです。

「怒ればいい」とか、「怒った方がいい」という話ではないのです。

ここはどうかくれぐれも、誤解されないようにお願いしたいところなのです。


「怒りを抑圧するのはよくないんでしょ?だったら怒った方がいい、ということなんじゃないの?」

と思われるかもしれません。

ですが、そうではないのです。

本当に、この点をくれぐれも気を付けていただきたいのですが、怒りを感じることと、怒ることは、全く違うことなのです。

ややこしいでしょうか?

心の中で、「あの人何なんだよ、失礼だな。許せない!」等のように思うのは、「怒りを感じる」ことです。

この場合は、心の中で怒りという感情を感じています。

一方、誰かに向かって、「あなた何なんですか、失礼だな。許しませんよ!」と言うのは、「怒る」ことです。

この場合は、心の中で怒りを感じるだけではなくて、実際にそれを口に出して相手に言う、という行動をしています。

A. 心の中で思う

B 思ったことを実際に口に出して相手に言う

ことは、全然違うことです。

心の中で思っているだけなら、何を思っても全然かまわないのです。

でも、心の中で思っていることを、実際に相手に言ったら、いろいろと大変なことになることがあるでしょう。

家族や友達なら、ケンカになるかもしれないですし、

同僚や上司に言ったら、職場に居づらくなるかもしれません。

思っていても、言わない方がいいことは、たくさんあるでしょう。

そういうことを、「抑圧するのはよくないから」と、相手に言ってしまったら、いろいろと大変なことになります。

「言ってスッキリした」ということ以上に、

家族や友達との仲が悪くなったり、

仕事をクビになったりするかもしれません。

ですからくれぐれも、「怒りを感じること」と「誰かに怒ること」は、別のことであることを忘れないでいただきたいのです。

そして、「怒りを感じる」のは良いことですが、「誰かに怒ること」については、ご自分のために慎重になってください。


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プロフィール

野崎のりこ

Author:野崎のりこ
【プロフィール】臨床心理士です。カウンセラー職歴23年目。私がカウンセラーになったのは「人にとって最も苦しいのは、心が苦しいことだ」と高校時代に思ったからです。カウンセラーになりいろんな経験を経た今も、苦しみにはいろんなものがあるけれど、心が苦しいことほど苦しいことはない、と思います。心が楽になることが、人が幸せになるために絶対に必要なことだと考えています。一人でも多くの方の心が楽になることを願いながら、カウンセラーを続けています。ご相談・助言をご希望の場合はカウンセリングルーム・レイでご提供しているサーヴィスをご利用ください。

【著書のご紹介】
「心を明るくする幸せのカギ」たま出版

この本では、これまで臨床心理士として多くの悩み苦しんでいる方達のカウンセリングをしてきた著者が、「どうしたら幸せに生きられるのか」についてわかりやすく説明しています。
生きていて何となく不満・・なぜか幸せを感じられない・・あらゆる心の悩みを感じている人々に向けて、幸せに生きるためのコツを説明した「読む」カウンセリングです。

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